令和7年第1回定例会 馬込霊園について

◆川井洋基  馬込霊園の墓地の対応状況と区画の在り方についてお尋ねいたします。

私は、約21000基を超え、また62000人もの埋葬者のある市営馬込霊園に隣接する区域に住んでおりますが、かつてはシーズンになると墓参者の車が殺到し、所用でうっかり車で外出すると、我が家の前や周辺道路の渋滞に巻き込まれ、自宅に帰ることがなかなかできず、墓参シーズン中は専ら自宅に籠もるのが通例でありました。


 しかし、一昨年から全く車の渋滞がなくなり、それに伴い墓参者の姿も目に見えて減少するようになりました。死者を弔う葬儀も簡素化され、通夜も減り、今日では一日葬が主流となってきております。死者を弔い、先祖を敬い、お彼岸やお盆には墓参りをする日本人の伝統的行事が軽んじられてきたように思えてなりません。


 市に問い合わせたところ、墓じまいの件数が令和3年では、霊園、霊堂合わせて147件、令和4188件、令和5187件とのことで、右肩上がりに増加の一途をたどり、それに伴い霊園内の空き区画や荒れ墓地も目立つようになっているとのことでありました。公営墓地の有効利用の観点からは、空き墓地の増加や長年放置されたままの荒れ墓地が目立つように感じられる昨今の状態は、極めて問題であると思っております。市民共有の財産である公営墓地の有効活用の観点から、空き墓地の増加や放置されたままの荒れ墓地が目立つようになってきた現状を見るにつけ、今後の公営霊園の管理運営に支障を来すのではないかと危惧するものであります。


 そこでお伺いいたしますが、市民社会の情勢や生活環境の変化に対応する新しい魅力のある墓園のつくり方について、船橋市は長期的視野を持って抜本的な対策を至急検討すべきときが来ているのではないかと思っています。この市営馬込霊園に対する将来的展望についての市のお考えをお聞きいたします。
 

◎環境部長(岡田純一) お答えいたします。
 先祖代々の墓地を引き継ぐことが難しいため、使用している墓地を次世代に承継せずに合葬墓への改葬を望む方や、新規の墓地として、区画墓地ではなく当初より合葬墓に入ることを希望する方が増えている状況にあり、本市では馬込霊園第5次整備計画及び墓地等基本方針において、合葬墓を基軸とした循環型墓地運営を構築していくこととしております。その考え方に立ちまして、空き墓地を増やさず、荒れ墓を防いでいくとともに、区画墓地や霊堂からの改葬も考慮した上で、合葬墓の整備を進めていく予定としております。


 各自治体による合葬墓の整備例では、樹木や草花を植栽し、利用者の心が安らぐデザインとしたり、休憩スペースやトイレのほか、納骨の際のお別れの式が行えるスペースを確保するなど、近年取り入れられるようになっております。本市といたしましても、こうした先進例を参考にしながら、令和7年度に予定している基本設計において、合葬墓の整備内容の検討を進めていくとともに、お墓に対する様々なニーズを踏まえつつ、魅力ある市営霊園を目指してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
    

川井洋基   馬込霊園は、当初公園墓地として都市計画決定されたものであり、都市計画法の公園に位置してたものであります。したがって、お墓だけがあっていいということではありません。

 

先ほど部長のほうから、花や木ということありましたが、まさに市民がそこで集えるような施設、それが墓園としての本来のあるべき姿かなと思っております。


 さて、第2問になりますが、東京の都営霊園や千葉市の市営霊園である平和公園では、人気のある樹木葬を公営霊園でも取り入れ、希望者が大変多いと聞いておりますので、船橋市でも本馬込霊園内にも樹木葬区画を計画すべきではないかと思っています。さらには、空き区画の多い場所の墓地は移転や統合を促し、空いた用地を需要の多い芝墓地や樹木葬用地として転用するなどを検討すべきではないでしょうか。

 

 今議会では約8,000体分の合葬墓の設計予算が組まれておりますが、完成予定は大分先の令和11年度とお聞きしています。私が最も懸念しておりますのが、合葬墓の整備により、管理料や市民の墓所の考え方の変化により、現在の区画墓地を返還し、安価な合葬墓を利用する市民が想定以上急増することが予想されています。


 したがって、合葬墓は完成と同時に早晩に埋まってしまうのではないかと危惧するものであります。十分な市民意識の調査をし、馬込霊園の墓参が楽しいと思えるような新しい感覚の環境づくりや、花や木を植えた公園墓地づくりを目指して設計に臨んでほしいと思っております。市のお考えをお伺いいたします。
     

◎環境部長(岡田純一) お答えいたします。
 ご提案の空き墓地を統合し、ほかの形態の墓地に変更する場合は、霊園の景観維持の面から一団の状態となるように、近接区画使用者に対しても移転の協力を得る必要があると考えております。その場合、現使用者が移転にご協力をいただけることが前提となりますが、樹木葬墓地に転用する場合、納骨室を地下に設け、その周囲に景観木を植樹するため、根の張る部分も含めますと、ある程度の整備面積が必要になりますので、区画墓地を統合、再編し転用することは難しいように考えております。
 

 お墓を取り巻く情勢は急速に変化しており、近年の墓地に対する考え方につきましては、これまでも市民意識調査や墓地使用者へのアンケート調査で把握しているほか、担当課にも市民の皆様から数々の声をお寄せいただいております。合葬墓整備に当たっては、こうした市民意識やご意見等を踏まえて検討を進めてまいりたいと考えております。


 また、新たな墓地供給の在り方に対応していく必要があると認識しております。例えば永代使用を前提としない期限付制度や、一定使用期間後に合葬墓に合祀する制度を検討するなど、様々な墓地需要に応えられる市営霊園となるよう目指してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
     

 

川井洋基   ご答弁ありがとうございました。
 ただ、部長の答弁ですが、部長は千葉市の樹木葬霊園の断面図をご覧になってないかなというようなお話であります。千葉市は樹木葬は大きな木を植えてます。しかし、その根元はコンクリートのがっちりした箱型の大きな墓室にたくさんのお骨を集団で入れられるようになってるんですね。一体一体木の根元に植えるわけではありません。これを勉強すれば、樹木葬の墓園づくり、大して難しいことでは、私はないと思っておりますので、再度の研究をお願いしたいなと思ってます。

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