◆川井洋基 市民民主連合の川井洋基でございます。
質問する前に、皆さんにこの資料をお配りしてありますので、この資料をしっかと見て聞いてください。
では、船橋市運動公園体育館の空調設置導入について質問いたします。
さて、本年は船橋市が昭和58年10月10日、当時の大橋和夫市長によりスポーツ健康都市宣言がなされてから40年の節目の年であります。
今般、その記念イベント、スポーツフェスタが10月9日のスポーツの日に運動公園で実施されますが、全国に先駆けたこの宣言が、今日の船橋市がスポーツで全国的に著名な自治体となった原点でもあります。
それでは、船橋市運動公園体育館の利用環境についてお尋ねいたします。
この運動公園体育館は、昭和47年に建設され、50年以上もの間、市民に市内唯一の総合スポーツ公園として親しまれ、公園内の野球場や陸上競技のトラック、あるいは体育館などが多くの市民に利用されてまいりました。
しかし、この運動公園は肝腎の競技活動を行うフロア部分は空調化されておらず、夏は酷暑の中、冬は極寒の中でのスポーツは、高齢化する多くの市民には極めて耐え難く、現状では健康被害を招きかねない利用環境であると言わざるを得ません。
近年の地球規模の猛暑、酷暑日の増大は、1898年に気象庁が観測を始めて以来、命にも関わる過去最高の気温を日々更新している今日、各種のスポーツ競技や大会が開催され、市民が健康的に楽しむこの運動公園体育館で今後もスポーツを行い続けることは年々困難になりつつあります。
特に卓球やバドミントンのように軽いボールやシャトルを扱うスポーツは全ての扉を閉め切った状態で行う必要があり、また、高齢者の利用は時には熱中症等の重大な事故にもなりかねない厳しい利用環境だと市民から指摘を受けている現状であります。
気象学者によれば、今後も地球規模で気温は年々上昇し続けるとのことであるため、市民が快適にスポーツを楽しむための空調の設置は待ったなしの喫緊の最重要課題であると思料するものであります。
本県内の他市の例を見ると、既に多くの自治体が複数の体育館に空調設備を入れております。千葉市においては、何と4か所もの体育館に既に設置済みであり、残念ながら本市のスポーツ健康都市宣言とは裏腹に本市の空調設備の設置の後れはいかがなものかと疑問を抱かざるを得ません。
先ほど申し上げましたこの表を見ていただければ分かるように、船橋市は昭和47年に運動公園が開設されています、体育館が。市川市が昭和48年、松戸市は昭和49年。しかし、市川市と松戸市では既に空調が入っておりまして、船橋市だけが後れを取っている。このスポーツ健康都市宣言をしながらですよ、これ、いかがなものかと思っております。
そこでお尋ねしますが、市民の体育館利用を管理してる教育委員会生涯学習部は、利用する市民に対し、既に熱中症の危険が年々増大してるこの体育館を利用する市民の健康管理をどのように考えているのか。また、体育施設の維持管理を行っている都市整備部は、多くの近隣他市に後れを取っているこの船橋市運動公園体育館に早急に空調設備を導入する必要があると思うが、その意思があるか否か伺いたい。
また、別の観点から見ても、本年はあの未曽有の大震災であり首都東京の壊滅的被害と多くの死者、行方不明者を出した大正12年9月1日の関東大震災から100年がたちました。
この日本列島は、北米プレート、ユーラシアプレートと太平洋プレート、さらにはフィリピン海プレートの4か所のはざまに位置し、地勢上、マントルの対流によるプレートの移動を原因とする地震災害は宿命的な課題であります。日本列島誕生以来、一定期間ごとに必ず大震災による災害に見舞われることは有史以来数々の記録で証明されております。特に、近年は南海トラフ地震、東南海地震、首都直下型地震、また本市も直接関わる千葉県北西部直下型地震の発生が既に秒読みの段階に来ていることに、マスコミ等を通じ多くの警鐘が鳴らされている昨今であります。
先般、市長公室の三塚危機管理監とお話をする機会がありました。その際、千葉県北西部直下型地震を想定した本市の防災計画書による災害時の遺体安置所3か所のうち、船橋アリーナを除き看護専門学校体育館及び船橋市運動公園体育館内には空調設備がない旨申し上げたところ、一般論としては空調設備はあったほうが望ましいとのことでありました。
本市の防災計画書には、第7行方不明者の捜索、遺体の安置・埋葬体制の整備、その5.遺体安置所の開設に、1、運動公園体育館、2、看護専門学校体育館、3、総合体育館(船橋アリーナ)が挙げられております。
しかし、看護専門学校の体育館は2階にあり、空調もエレベーターもなく、遺体は階段で担ぎ上げなければならないとの欠点があり、現実的ではありません。
また、最も利用が多いと思われる四市複合組合の馬込斎場に隣接する運動公園体育館は、遺体の搬出入が最も可能であるが、遺体保存場所の絶対条件である空調がないとの重大な欠陥があることが判明しました。
この体育館は平常時の市民のスポーツ利用、また、非常時である震災時の遺体安置所としての複合的機能を持つ最重要施設であることから、市民の安心安全を最優先とすべき立場の市長としては、このように運用体制に不可欠と思われる公共施設の空調設備未設置の施設についてどうお考えになられておられるのか、お聞きしたい。
ちなみに、千葉県北西部直下型地震を想定した本市の防災計画書によると、物的被害として全半壊焼失棟数は3万8080棟、ライフラインの喪失として89%の停電、65%の上下水道の破壊と断水、そして人的被害は790人の死者数と850人の重軽傷者が出るとされております。
さらに、震災廃棄物は何と310万トン。廃棄物が310万トンですよ。そして、直接的経済被害額は、これも何と2兆2340億円もの巨額の被害が想定されております。
先人の戒めにも、災害は忘れた頃にやってくる、備えあれば憂いなしとの話もあります。平成23年3月11日の、あの東日本大震災を直接この本議事堂内で議会開議中に恐怖の実体験をした立場から、決して他人事ではないことを肝に銘ずるべきではないでしょうか。
さて、昨今の地球温暖化の著しい加速による異常豪雨や台風の増加、世界各地で頻発する山火事等の被害をもたらし、際限なく膨張する世界的な人口増加とエネルギー消費の増大により、もはや止めることができない危機的地球環境の今日、運動公園体育館においても建設以来五十数年間空調がないまま放置され、日々過酷なスポーツ環境での活動を余儀なくされている多くのスポーツを愛する善良な市民がおります。
一方、先般提出された令和6年度の予算編成に係る副市長による依命通知にもあるように、本市財政の大幅な黒字増加と船橋市始まって以来の過去最大306億円もの財調基金が積み上がっている今日、市民の安全安心と健康的なスポーツ環境を構築するため、他市に著しく後れを取っている本市は、直ちに補正予算を計上してまでも、早期にこの運動公園体育館に空調設備の導入をすべきであると思っております。
スポーツ健康都市宣言40周年の節目となった今日、今こそ市民の健康を重視し、災害時にも利用する体育館の空調設備の設置は市民の健康あってこその良好なスポーツ活動が実現できるものであり、本市スポーツ行政のさらなる発展につながる一丁目一番地の最重要施策の1つではないでしょうか。
最後になりましたが、連日のように耐え難い酷暑、猛暑日が続く昨今、スポーツにも特段の理解と関心のある松戸市長の勇気のあるご理解と英断により、一日も早い空調設備の実現を多くの市民は心から望んでやまないものであります。
以上で、私の質問は終わります。それぞれの所管のご答弁をお願いいたします。
◎生涯学習部長(三澤史子) 運動公園体育館の空調設備に関するご質問、利用者の面からお答えいたします。
運動公園体育館をご利用の方々は、小まめな水分補給や適度な休息を取るなどの熱中症対策を講じながらスポーツ活動を行っていただいていると承知しております。
施設側の予防対策といたしましては、熱中症対策のポスター掲示や指定管理者による大型扇風機の設置のほか、熱中症警戒アラートを受けて当日の使用を中止された場合には利用料の還付を行っております。また、万が一熱中症を含め具合の悪い方が出た場合には、指定管理者が初期対応に当たっているところでございます。
今後につきましては、スポーツ団体等からの要望を捉えつつ、市民に健康的なスポーツ活動を行っていただくため、どういった対策が取れるのか、関係部署とともに考えてまいりたいと思います。
◎都市整備部長(竹田光伸) 運動公園体育館の施設を担当してる所管、その部分についてお答えさせていただきます。
公共施設における空調施設整備につきましては、近年の夏場の気温上昇等を考慮すると、健康の維持や熱中症予防の観点からも必要性を感じております。
運動公園体育館のように、大空間における空調設備の導入については、効率的な冷暖房を行う上で既存施設の断熱効果の確保、また電気容量の増設等を考慮する必要があること、そして空調設備には様々な形態がございますことから、導入につきましては他自治体の空調設備事例や利用状況の確認及び施設の更新時期を考慮して、関係部署と協議した上で、市民サービスにつながる施設整備を検討してまいります。
◎市長公室長(福田鉄広) 遺体安置所についてお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、本市の地域防災計画では、遺体安置所の候補場所として運動公園体育館、看護専門学校体育館、総合体育館の3か所としております。
ご遺体の保存につきましては、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会との協定に基づき提供されるドライアイスにより処置を施すこととしておりますが、季節や気温によってはご遺体の傷みも懸念されます。このようなことも考慮し、災害の状況にもよりますが、空調設備がある場所を優先して遺体安置所とすることや火葬までの期間の短縮も検討しているところでございます。
以上です。
◆川井洋基 ご答弁ありがとうございました。ただ、答弁にも緊張感がないなというような感じがしました。
災害は、今日、明日にも起こるかもしれないし、あさってかもしれない。そのような、想定がつかないものだから、やはり備えあれば憂いなしという言葉があるように、あらかじめ手を打つのが行政ではないでしょうか。(予定時間終了2分前の合図)これは泥縄にならないように、来年度中には何とか、完成しろとは言いません。しかしながら、設置という方向で目標を定め、ロードマップをつくっていただきたいなと思っております。
これは他市はみんな済んでるんです。船橋市だけが後れてる。これをよく肝に銘じて、執行部は今後の施策の目標にしていただければと思っております。これで終わります。ありがとうございました。