令和7年第4回定例会 船橋駅南口の都市景観について

◆川井洋基 次に、船橋駅南口の都市景観についてお尋ねします。
 船橋市の表玄関であるJR船橋駅南口の都市景観の在り方についてお尋ねいたします。
 この南口は、現在都市計画道路3411号線の開通により、道路幅が格段に広がり、また、広い歩道ができるなど、一段と景観と利便性が向上し、市民の評価も大変よいと思っています。


 また、この南口には旧西武デパートの跡地に、新たに地上193メートル、51階の千葉県一の高さとなる複合ビル、プレミストタワー船橋が建つ予定と聞いております。


 さて、平成16年に景観についての総合的な法律として新たに景観法が施行され、中核市である船橋市は、法の施行と同時に景観行政団体になったことはご承知のとおりであります。


 したがって、本市においても景観計画の策定により、市民・事業者・行政が協働して法の諸制度を活用し、主体的で新たな景観形成の取組を推進することが求められております。


 そこでお尋ねいたしますが、船橋市景観計画においては、橋梁は届出の対象としていないとのことであるが、近代においては橋も都市景観構成の重要なファクターであり、デザイン的に優れているケースは橋そのものの存在が地域のシンボルになっている事例は多く、既定の事実でもあります。


 このたびの都計道3427号線の、公募され、子供たちにより決定した、みどり飯山満橋のように、市民に親しまれてこそ価値があり、未来に継承されていくものと考えるものであります。


 さて、船橋市の表玄関である駅南口のフェイスビルやホテル等の駅前景観ですが、JR船橋駅前の都市計画道路3411号線上に存在する古い京成電鉄の鉄道高架橋の旧態依然としたむき出しのコンクリートの防音壁や鉄製の高架橋梁、さらには汚れた雨水排水管等が露出しており、県内でもトップクラスの発展しつつあるせっかくの新しい船橋の駅前景観を全く阻害していると市民からも不評を買っております。


 お手元の写真をご覧ください。
 したがって、この京成電鉄の高架橋梁に駅前通りの京成船橋駅の既存の覆いのように新しく覆いを設置し、駅前景観の向上を図っていただくよう、京成電鉄側と交渉をお願いしていただきたい。


 さらに、この都市計画道路上の鉄道橋梁の覆いには、JR船橋駅や京成船橋駅の行き先表示をすれば、より利便性が一段と向上することは間違いないことから、ぜひ実現すべきであると強く要望するものであります。


 また、この新しい都市計画道路の歩道上には、景観と無縁の申し訳程度の数本の街路樹と、まばらで不統一なツツジのありふれた植栽ますがあり、これはさすがにいかがなものかと言わざるを得ません。


 街路樹は都市に緑を提供するのみならず、整然と統一された樹種と樹形は近代都市の景観構成の重要なファクターであります。しかしながら、現在の歩道上には、夏場の緑陰や都市景観としての価値が低い、暗い常緑性のシラカシが街路樹として使われております。


 シラカシは、成木になると堅くて丸いドングリを大量に落とし、歩行者の転倒や車両事故になることや、常緑の葉色は暗く、近代都市の街路樹としては一般に使わない過去の樹種であり、たしか本市では過去にも僅かにしか使われていなかった樹種だと思います。


 近年求められている都市の街路樹とは、葉色が明るく広い葉を持ち、暑い夏には日陰を提供、冬には落葉により日当たりを確保できる広葉樹を植えることは、先進市や欧米などの近代都市では既に常識となっております。


 誰がこのような樹種を選択したのかは問いませんが、船橋市の表玄関である駅南口にふさわしい樹種に早急に交換することと、市街地の緑量の確保と品格ある駅前景観向上のため、連続した緑の並木になるよう、樹木本数を増加すべきと思っております。


 昨年、話はちょっと変わりますが、公益法人の会議で浜松町に行きましたけど、昔の東海汽船の乗り場があった浜松町のイメージでありましたが、10年ぶりぐらいに行ったら、全く町が様相が変わっておりまして、歩道上に何と大木が植えてありました。高さは、ビルの4階~5階に相当するぐらいの大きな木が忽然と植えてあるんですね。これ、今までの私の街路樹のイメージとはまるきり違うような景観で度肝を抜かれたんですけど、そのくらいインパクトがあるような街路空間でありました。


 さて、話は戻りますが、昨年、建設委員会の所管事務調査で視察した松戸市の街路樹とその景観は、日本の道百選や新・日本街路樹百景に選ばれるほどの良好な道路景観となっており、松戸市は道路の景観すごく重要視してます。


 中核市トップと言われている本市ですが、現状はいかがなものかと言わざるを得ないものであります。今後、このJR船橋駅前の都市計画道路と、その駅前空間と歩道を含めた景観向上を図るため、都市の緑化と美化をどう構築していくのか、お伺いするものであります。


 私は、この船橋の町の駅前空間が、県内一美しいと言われる町になってほしいと願ってやまないものであります。
 以上です。
     

◎都市計画部長(杉原弘一) 都市計画道路3411号線をまたぐ鉄道橋梁に関してご答弁申し上げます。
 船橋市は、景観法に基づき、船橋市景観計画を策定し、景観の保全・形成の方針や良好な景観の形成を図るための配慮事項を定めております。


 そして、市では、一定規模以上の建築物の建築等を行う際は、景観形成基準に適合するように届出の際に事業者と調整を行ってるところでございます。


 船橋市景観計画の景観の保全・形成の方針において、駅及び駅前の景観については、「地域の顔として賑わいと楽しさのある駅及び駅前の景観形成を進めます」との方針を掲げていることから、事業者に対し、船橋市の景観計画の趣旨や内容をしっかり説明するとともに、良好な駅前景観の創出について要望してまいりたいと考えております。以上でございます。
     

◎道路部長(吉川健) 街路樹の増加及び改植についてお答えいたします。
 都市計画道路3411号線の街路樹は、道路整備に合わせ、沿道との景観の調和を考慮し、潮風に強く、適度な日当たりを好む街路樹として一般的に用いられておりますシラカシを植栽したものでございます。


 植栽に当たりましては、取付道路や車両乗り入れ部、電線共同溝を含めた地下埋設物等の状況を踏まえ、植栽可能な場所を選定していることから、新たな植栽ますの設置は難しい状況でございます。


 また、このことから、連続性とはなりませんが、さきに整備いたしました京成高架より南側工区の西側に緑地を整備し、現在大きく成長しました常緑広葉樹のクロガネモチ3本のほか、低木を植栽しております。


 議員ご指摘のシラカシにつきましては、植栽から8年余りが経過しており、一部の樹木は樹勢に若干の衰えが見られることから、樹種選定について再考の必要性を認識しております。


 今後、樹勢等の回復について同種の街路樹のある他市の状況を参考に検討を行い、回復が難しいと判断した際は植栽の方法等を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
     

 

◆川井洋基 部長のご答弁ありがとうございました。
 ただ、あくまでもシラカシにこだわるというお話のように聞こえましたけど、大体シラカシは陰樹と言いまして、日陰を好む木なんですよ。こんな道路とビルの(予定時間終了2分前の合図)直射日光が1日中当たるようなああいう場所に元から向くわけじゃないんです。


 木は景観だけじゃなくて、その性質をよく見極めて、街路樹の選定をしていかないと、無駄な公共投資が続くことになってしまいます。過去に船橋はそういう事例をたくさんやってきました。


 それについて、次回以降、都市の街路樹とはいかにあるべきかについて、改めて質問したいと思っております。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。

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