令和7年第3回定例会 公共施設の樹木管理について

◆川井洋基  市民民主連合の川井でございます。
 質問に入る前に、今年は明治100年、そして太平洋戦争が終わって80年──昭和、昭和ね。昭和でございます──80年になりますが、私は戦争終わったときにはもう既に生まれてましたので、戦争終わった、8月の15日終わったんですけど、16
日に初めて空を見ました。我が家、防空壕で、生まれ育って、子供でしたので、機銃掃射に遭っちゃいけないっていうんで、母親が一切外に出さなかったんですね。日本は負けたよと、一言母親に言われて、母親についてはしごを上って地上に出ました。

 

 そのときの816日の空と景色は今でも焼きついてます。真っ青の空に、地域は誰一人話しする声もなく、音もなく、しーんと静まり返った中で、私一人が庭で茫然と空を見上げていました。


 そしたら間もなく、高高度に戦闘機が3機通過していくのが見えました。想像の戦闘機なので、後で知ったんですが、P38なんです。高高度なので全く音はしない。そのことが私が生まれて初めて地上に出て、自分の家、庭を見た、最初の印象だけはそれは本当に今でも、80年以上たっても、まだ覚えてますね。


 その後、間もなく、5歳ぐらいのときかな、私の家の前は県道がありまして、幅9メートルの県道で、終点は今の海上自衛隊下総基地、当時は陸軍藤ヶ谷飛行場だったんですね。その飛行場に至る道が私の家の前にあったので、そこで遊んでると、その道をたどって行くと飛行場に行くので戦闘機がそこを通過するんですよ、米軍の。機銃掃射に遭っちゃいけないということで、防空壕に閉じ込められてた、そういう記憶があります。


 そして、5歳ぐらいのとき、道路でいとこと遊んでたら、ゴーゴーという音が響いてきて、松戸のほうを見たら、装甲車がいっぱいこっちに来るんです。慌てて道路肩に寄って避難しましたけど、先頭車両がハーフトラックつって、前輪がタイヤなんですけど、後輪が戦車と同じキャタピラーがついてる、すごい音するんですね。これが、兵隊を満載して我が家の前を通り過ぎていきました。占領軍を見たのは初めてです。


 ただ、不思議なことに、子供心に不思議に思ったのは、日本がしかけた戦争だし、敗戦国ですけど、進駐してきた米軍は、兵隊はヘルメットはかぶっていない、銃も持ってない。それで、ハーフトラックの上にある機銃弾は、機銃は外されてました。子供でも、機銃弾はあるけど機銃はないやと。そういうことで藤ヶ谷の飛行場に進駐したわけですけど、印象的には全然怖くなかったんです。大人は何かされるといけないから誰も出てこなかった。子供は大して怖いと思ってないから、見学してたんですけどね。


 それから、米軍が進駐してからよく米軍の基地に遊びに行きました。不思議なことに米軍基地は鉄条網も何にもないんです。私ら子供が基地の中を横断しても一切注意されることはなかったです。誰も文句も言わない。基地の周り、フェンスないから、長い滑走路だから、横断すると近道なんで横断しちゃうんですよ。それでもMPもいたけど、子供だからといって何にも注意された覚えがない。結構友好的でした、アメリカ軍は。


 休日になると、家族持ちの米兵が外に遊びに来て、私も抱き上げられたことあるんですけど、お菓子もらったりね。そういうことで日本人をジャップとかそういう言葉で罵られた記憶ってのは一切ないし、また、見下されたという記憶もないですね。
 周辺の職のない人は米軍基地に雇われて、皆さん給料もらって生活してたんで、私にとっては米軍は決して怖いものでも何でもなかった。


 ただ、私の父はそのときに青森の連隊にいたので、満州に出兵してましたので、終戦と同時にシベリア送りになりまして、シベリアでロシア兵にさんざんこき使われて、持ち物はみんな取られちゃう。
 あそこは、シベリアに送られた日本兵は60万人いましたけど、その1割の6万人が現地で凍死したり、飢え死にして死んだんです。そのことを私はよく覚えてますので、この80年の節目ということは、今年1年は、忘れる日ではないなと思ってます。
 長くなりましたけど、質問に入らさせていただきます。


 まず、公共施設の樹木管理について伺います。
 今日は3つとも樹木の話です。この中で街路樹については、次回以降に送ります。
 昨年の4定で、法典公民館のプラタナスの大木の枯損について、その危険性を指摘しましたが、本年3月に私の指摘どおり、樹木全体が根こそぎ公民館側の駐車場に倒伏いたしました。

 

 幸い、図書館利用者の駐車スペースで、当日、駐車車両がなく物質的損害が発生せず、事なきを得ました。今回発生の高根台第二小の事故も、車両損害のみで人身には至らず幸いであったと思います。


 さて、今本会議で高根台第二小学校の樹木が道路側に倒れ、信号待ちをしていた相手側の車体に大きな損傷を与えた事故に関する損害賠償の額の決定及び和解についての議案が提出されましたが、この事故では不幸中の幸いとでもいいましょうか、車に乗っていた方や通行人にけがはなかったとのことでありました。


 そこでお聞きしますが、学校内には樹木をはじめ、校舎の内部や外部、敷地内の通路などで安全管理が必要な施設が数多くあるため、日常的な点検はどのように対応しているのでしょうか。また、学校には多くの樹木があり、創立以来、長い歴史を過ごしてきたものもあります。その中で、今回の倒木事故の原因は何であったかと分析しているのでしょうか。


 なお、このような倒木は市内の多くの学校で今後も起こり得ると考えますが、その後どのような対応をしたのでしょうか。また、伐採後の補植はどうするのか併せて伺います。


 さらに、樹木は一般的に突然枯れたり、腐朽するものではないため、造園業者や専門家による定期的な点検が少なくとも56年ごとに必要と考えています。
 今回のような倒木事故を起こさないために、今後の樹木点検の実施方針についてもお伺いいたします。


◎管理部長(鈴木寿雄) お答えいたします。
 学校施設の安全管理に関する日常的な点検は各学校で実施しており、不具合が確認された場合は、その状況に応じて、施設課で修繕などを実施しております。
 樹木につきましても根元や幹の腐朽やキノコの発生状況を各学校で確認し、その報告を受け、必要に応じて伐採等を実施しており、そうした伐採等の際に、経験を積んだ造園業者が併せて周辺の樹木も目視点検し、状況の把握をしております。
 このたびの樹木につきましては、樹木表面に腐朽は見られなかったものの、内部で腐朽が進行し、さらに強風にあおられたことが倒れた原因と考えております。そこで、倒木を受けての対応ですが、市内の造園業者にご協力をいただき、全校で細部にわたる目視点検等を実施し、倒木の危険性があると判断された樹木について、今月末を目途に順次伐採をしております。なお、伐採後は学校と協議しながら、植樹も検討していきます。
 最後に、今後の樹木管理につきましては、学校の環境整備をしていく中で、子供たちが安全安心な学校生活を過ごせるよう、日常的な点検項目を増やすことや、議員ご紹介の点検周期などについて、関係部署と連携を取りながら検討していきたいと考えております。
 以上でございます。
     

◎生涯学習部長(高橋伸行) 議員ご案内の法典公民館の敷地内で発生した倒木につきましては、議員にご指摘された後に、直ちに植栽業者に伐採の確認方法についても協議をし、地域住民の皆様にもご理解をいただくべく努力してまいりました。そのさなかに倒れてしまったものでございます。
 幸いにも公民館駐車場に車もなく、市民への被害もございませんでしたが、ご心配をおかけしたことをおわび申し上げます。
 私どもといたしましては、今後、公共施設で管理してる樹木の倒木被害が発生しているため、改めて各施設管理者において樹木の点検、剪定等の維持管理について注意喚起をしているところでございます。
 議員ご指摘のとおり、樹木の定期点検の必要性は重々承知しておりますので、他市の状況を確認するとともに、専門家による定期的な樹木診断も踏まえ、引き続き適正な維持管理に努めてまいります。
 以上です。
    

◆川井洋基 まずは、ご答弁ありがとうございました。
 学校施設のみならず公民館等、市民が多く集まるところは、特に注意して点検しなくちゃいけないと思ってます。学校施設の日常的な点検、定期的な樹木点検は、子供たちの安全のために極めて重要なことでありますが、樹木の安全性の診断は専門的知見と診断機材を有している樹木医会に依頼することが妥当かと私は思っております。また、法典公民館も含め、樹木伐採後の補植も地球環境の保持のため、早急に実施すべきであります。また、公共空間でもある学校においては、特に積極的に安全点検を実施していただきたいと思っていますので、引き続き誠意ある対応をお願いするものであります。


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