◆川井洋基 せんだって、私、健康チェックをしてきたんですが、ストレス──身体的ストレス・肉体的ストレスともに普通人より低く、ストレス耐性度は普通人より高いという結果が出まして、また、心臓安定度はグラフのトップを振り切りました。血液年齢は15歳も若い64歳ということで出まして、私自身、人に健康優良じいということで言っております川井でございます。
さて、アンデルセン公園の風車パート3。
私は本年度の1定の予算議会において、アンデルセン公園の風車は、景観法に基づく船橋市の第1号に指定された名誉ある施設であり、また、オーデンセ市の姉妹都市の友好関係から、故障したまま放置することはできないとして、風車を回さない、あるいは、限定して回す選択肢もあるのではないかとの立場で質問をいたしました。
さらには、姉妹都市であるオーデンセ市のフュンビレッジにある本市のアンデルセン公園の風車の原型となった同一モデルは、私が訪問した当時も現在も風車は回しておらず、デンマークの国民的象徴の風車を安易に電気モーターでのべつ不自然に回すこと自体、それこそが友好を損ねる以外の何物でもないと申し上げました。
しかし、本年度1定の予算計上の議会であるため、あえて要望のみとし、答弁を求めませんでした。その後、本年3月にアンデルセン公園を訪問し、風車守の資格のある公園協会職員の立会いの下、風車の心臓部であり、問題の羽根の回転軸部を詳細に調査いたしました。その調査で明らかになったことを申し上げると、もともと羽根を支える長大で太い主軸は1本の木材から作られており、相当な重量があるものであります。お手元の資料を参照願います。
しかし、今日ならば回転部は通常ベアリングを用いるのが常識でありますが、昔のことでありまして、木製の軸部にグリースを塗り、受け台の石材上で羽根の回転を支えて使用してきたものであり、木製の軸を保護するため、スウェーデン産の軟質な石材を使用。石材は羽の回転により少しずつ削られて消耗していく構造となっており、受け台の石材は消耗品として定期的に交換するものであります。
私は、かつて経済部農水産課で計画された船橋市都市農業公園の実現のため、同地のアンデルセン公園の計画以前、柏市のあけぼの山農業公園をモデルとした都市農業公園の基本計画の作成に携わり、その農業公園のシンボルとしての風車建設のため、デンマークとの姉妹都市とは無関係の立場で、宮城県登米市のオランダ風車を視察いたしました。その折、やはり、割れた石の受け台を交換するためにデンマークから職人が来県してるとのことで、修理前に風車に上り、割れた石の状況を調査した経験があります。ここで判明したことは、風車の要である木製回転軸の保護のため、羽根の回転により軸の受け台の石材が徐々に摩耗する伝統的仕組みの構造となっており、その結果として、回転する最も重要な木製の羽根部分の中心軸を保護する構造にしなければならないことが判明いたしました。
しかしながら、本市のアンデルセン公園においては、平成30年の風車の回転軸の破損による修理工事では、最も重要な部分に強度の弱い鋳物の薄板を風車の木製の主軸に巻き、受け台には強度の強い鍛造した鉄のローラーを使用。がっしりと固定してしまった結果、木製軸を覆った鋳物部分の破損につながり、使用不能となったものであります。硬い鉄材を使い、逆の工法で施工し、破損した鉄部の溶接作業で大量の火花が発生し、火災のおそれにより今日まで風車を放置したままになっているものであります。
また、本市と同様の自治体が管理する風車を改めて調査いたしましたが、宮城県登米市のフートピア公園のオランダ風車は、平成3年に建設、東日本大震災と本年の福島沖地震により2度にわたり被害が生じましたが、修理後再開するとのことであります。
また、千葉県佐倉市の佐倉ふるさと広場にあるオランダ風車は、平成6年に建設以来、大規模修繕はないとのことであり、この2市に共通していることは、アンデルセン公園のように風の有無や向きに関係なく周年羽根を回し続けるのではなく、土日祝日やイベント時に、かつ、風のあるときと限定し風車を運転し、長寿命化を図っていることであります。
特筆すべきことは、両市とも、オランダとは姉妹都市との関係がないにもかかわらず、その構造を原型に沿って忠実に再現し、風車守の職員が常駐し、自然の風で風車の羽根を回していることであります。
それに引き換え、本市は、デンマークのオーデンセ市と姉妹都市の関係が特に深く、風車のみならず、デンマークの農家をはじめ、何棟もの建築物を再現し、世界的に著名な童話作家のアンデルセンの名を冠したこの公園のシンボルとなっている風車を建設したにもかかわらず、その後、修理の際の当初の原型の構造を安易に改変し、単に風の有無や風向きには無関係に毎日回転させる。さらには、電気モーターを使い、のべつ風車を回し続けてきたことは、噴飯ものと言わざるを得ないものであり、また、電力エネルギーの無駄遣いにほかならないと思うものであります。
例えて言えば、風の強いデンマークが風車ならば、降雨量の多い日本は当然水車となりますが、この水車が姉妹都市オーデンセ市のフュンビレッジに友好のシンボルとして建設したとすると、川のないオーデンセ市で日本の水車を電気モーターでぐるぐると回し展示することに等しい行為であり、この低レベルのセンスこそ、最も姉妹都市としての友好を損なう行為ではないかと思わざるを得ないものであります。
今年度には、アンデルセン公園の風車の修繕のための点検調査委託費が計上されましたが、船橋市とデンマーク国との友好のシンボルであるこの風車と、そして、将来にわたっての維持管理の長期的財政負担を考えたとき、単に現状の破損した構造物の修理といった一過性の点検調査委託ではなく、本来あるべき姿、原型に戻すことを最優先にすべきであり、今後の風車の存在の在り方については、船橋市民に理解を得るべく十分な調査と慎重な検討をすべきであると思うものであります。
したがって、市は今後どのように風車のあるべき将来像を描いて点検調査委託をしていくのか、お伺いいたします。
さらに、風車の消火設備でありますが、風車は広場の中心にあり、本体は鉄筋コンクリート造りの木製板張りであるため、外部からの火災の発生は通常では考えられないものであります。
しかし、風車内部はほぼ全ての構造が木製であるにもかかわらず、スプリンクラーなどの内部からの出火対策がなく、家庭用の消火器1本と外部の水道から散水用ホースのみの対応しかない現状では、ほぼ消火は不可能であります。
また、外壁には完全防水の風車に外部から幾ら放水しても、内部は全焼してしまうのが必定です。これは、国宝である沖縄の首里城正殿が、外部の放水銃は完備していたが、内部からの出火を想定しておらず、あたら貴重な歴史的建造物が全焼した事件と同等の結果を招くと思われます。
したがって、船橋市の景観法第1号であり、また、姉妹友好都市のシンボルの観点から、新たに風車内部の消火設備の設置について、厳に検討をお願いするものであります。
◎都市整備部長(竹田光伸) お答えいたします。
アンデルセン公園の風車修繕に向けた状況につきましては、令和4年度予算で風車職人を招聘することとしておりましたが、予算可決後日程調整を行ったところ、本年5月中の来日が可能と回答があったことから、令和4年5月16日~21日に来船いただき、現状の確認と調査を実施していただきました。
現在は、調査結果報告書の作成を依頼しているところであり、景観重要構造物として指定を受けている風車を今後も公園のシンボルとして維持していくため、デンマーク風車職人から適宜アドバイスを受けながら、調査結果を基に建設当初基準とした整備計画の作成に向けて準備を行っているところでございます。
また、長寿命化を図るため、他の風車の運用状況など研究しながら、計画的な運用、維持管理方法及び防火対策も併せて検討してまいりたいと考えております。
◆川井洋基 ご答弁ありがとうございました。
私もこの風車を造った1人として、一日も早い、風車がアンデルセン公園で回ることを期待しております。