令和4年第1回定例会 アンデルセン公園の風車についてPART-2

◆川井洋基 アンデルセン公園の風車パートツーについてですが、風車の羽根が回らなくなってから久しいアンデルセン公園ですが、この風車は景観法に基づく船橋市の第1号に指定された名誉ある施設であり、オーデンセ市との姉妹都市の友好関係もあり、このまま放置することはできませんが、私は風車を回さなくても、あるいは直さない選択肢もあるのではないかとの立場でお話をいたします。

 

 第1として、姉妹都市であるオーデンセ市の、当該アンデルセン公園の風車の原型となった同一モデルは、私が訪問した当時も現在も風車は回しておらず、展示のみであり、デンマークの国民的象徴の風車を電気モーターで回すこと自体、それこそが魅力を損ねる以外の何物でもないといえるものであります。

 

 第2に、風の有無にかかわらず、電気モーターでのべつ人工的に羽根が回ってる風景は全く陳腐であり、不自然の感が否めない。第3に、景観法の規定に基づく景観重要建造物に指定された伝統的なデンマーク風車の今後の長期的な維持経費、また、風車自体の長寿命化の観点からも、アンデルセン公園のシンボルとしての存在だけでも十分である。


 したがって、デンマークの資材を使い、デンマークの職人が造った風車は、単なる娯楽のための遊園地のメリーゴーランドではなく、船橋市にとっても、二度と建設は困難と思われる、貴重な友好のシンボルである。存在そのものが船橋市民の誇りでもありますので、安易に回すべきものではないことは言うまでもないことであります。また、もし回すとしても、祝祭日やデンマークからの来賓の訪問、あるいは、アンデルセン公園においての特別なイベントがあった場合にのみ限定すべきであると提言するものであります。


 また、今議会にはアンデルセン公園の風車点検等委託費が計上されておりますが、長期的視野に立った風車の展示方法及び、将来にわたっての財政的負担が見込まれることから、風車内部を有料で公開するとか、クラウドファンディング等で修理費の一部を調達するのも方法ではないかと考えるものであり、さらには、長い伝統に支えられた元の原形に戻すことも含め、今後の風車の在り方については十分な調査と慎重な検討をされるよう強く要望するものであります。


 最後になりましたが、私は、ワンパク王国建設に関わった経緯から、19904月に、当時の大橋和夫市長の要請を受け、市長、国際交流室、経済部長とともに、技術職員として北欧諸国や南フランス等を視察し、その間、2,000枚近くの写真を撮影、その後のコンサルタントの設計に情報を提供したものであります。


 しかしながら、視察中も公園設計時も、風車を電気モーターで回すという話はアンデルセン公園の発案者である大橋市長からは一度も聞いたことがなく、風車は公園の象徴的なランドマークとしての存在と、市長は考えていたと思っています。
 県内の佐倉市ふるさと広場のオランダ風車は市直営であり、市の風車守が土日祭日に限定し、今でも伝統を守り自然の風で回しておりますが、当然、風のない日は回りません。

 

 アンデルセン公園の設計に当たり、大橋市長の思いは、アンデルセン童話の故郷であり、デンマークの牧歌的風景の中で船橋市の子供たちを思い切り遊ばせたいとの強い要望があり、ディズニーランドのような商業的遊園地化には頭から反対でありました。
 ちなみに、アンデルセン公園の管理棟は、元はデンマークの民家であり、童話館は小学校、風車と農家はそのままですが、屋根に草を生やしたボートハウスの管理棟は、ノルウェーのオスロ郊外の公園で見た寒地の──寒い土地という意味ですが、寒地の農家がモデルであります。
 なお、風車の詳細について、せんだってアンデルセン公園で調査いたしました。現在の風車の羽根の回転軸には、私が見ても技術的な問題が多々あり、この問題は、次回、構造的な問題については改めて市側と議論したいと思いますので、取りあえず、今回は要望といたします。以上です。ありがとうございました。

 


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